TATTOO MEANING

タトゥーデザイン/伝説の英雄・武将・豪傑

偉業を成し遂げ、伝説となった英雄(ヒーロー)や武将、豪傑たちはタトゥーとしても映えるデザインとなります。
お話しの意味からデザインを選ぶのも選択方法の一つかと思います。
スケッチと共に、チェックしてみてください。

ヤマトタケルのタトゥーデザイン

ヤマトタケル

ヤマトタケルは日本書紀や古事記に登場する日本の英雄の一人です。

弱冠16歳の若さで一人西国征伐を命じられたヤマトタケルは当時強豪だった九州の熊襲兄弟やイズモタケルを知恵と武勇で倒し、西国征伐を成功させます。

国に戻り、次はすぐに東国征伐へと向かいますが、役人に騙されて野に火を放たれ、周りを火に囲まれて絶体絶命のピンチとなります。
そこでスサノオノミコトが八岐大蛇を退治したときに、その尾から出て来た神剣で周りの草を刈り火をつけ、火の方向を変えて、反対に相手を焼き殺しました。今回はヤマトタケルが戦うそのシーンを、ダイナミックにデザインしました。

東国征伐を成功させ、国へ帰る途中で力尽きて亡くなったヤマトタケルの御陵から、一羽の白鳥が飛び立ち大阪の羽曳野の地に降り立った話は白鳥伝説として伝えられています。

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鬼若丸の鯉退治のタトゥーデザイン

鬼若丸

鬼若丸は後に源義経の家来となる武蔵坊弁慶の幼名です。

鬼若丸は母親の胎内に18ヶ月もいたそうで、産まれてきた時には通常の赤ん坊の3倍位の大きさがあり、髪は肩まで伸び、歯は生えそろっていたと言われ、まるで鬼の様だと言う事で「鬼若」と名付けられたと言われています。

その後、比叡山延暦寺に預けられます。乱暴者で周りの僧たちを困らせていたそうですが、心優しいところもあり、村の人々が比叡山延暦寺近くの池で暴れる巨大な鯉に悩まされていると聞いて、一人で短刀を持って池に飛び込み、格闘の末巨大な暴れ鯉を退治します。
そのシーンが今回描いた「鬼若丸の鯉退治」のタトゥーデザインで、巨大な鯉と鬼若丸の対比が人気のある図柄の一つです。

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張順 水門破りのタトゥーデザイン

張順

張順も水滸伝に登場する人物の一人です。

透けるように白い肌に大蛇の刺青を持ち、泳ぎが達者で、七日七晩を水中で過ごす事が出来ます。
その特徴から渾名を浪裏白跳と言い、これは「波の上を駆けるハヤ(白い魚)」と言った意味があるのだそうです。
水滸伝では108人の豪傑が登場しますが、その中でもずば抜けた泳ぎの技術があったそうです。

今回描いた張順の「水門破り」と呼ばれる図柄は、大変人気があり背中一面に彫ったりする事が多いです。
西湖に潜って、敵が籠城する杭州城の水門を破って城内に忍び込みますが、敵兵に見つかり、攻撃を受けて最後を遂げたシーンです。

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九紋竜史進のタトゥーデザイン

九紋竜史進

九紋竜史進は中国の四大奇書の一つとされる「水滸伝」に登場する人物です。

体に9匹もの龍の刺青を彫っている事から九紋竜と呼ばれています。

史進は禁軍の武芸師範である王進に武芸の奥義を授かり、大刀の使い手とされています。
史進が大刀を振り回して戦うシーンを生き生きと描きました。

九紋竜史進をモチーフとして描く時に、史進の体に彫られた龍の図柄も一緒にデザインして彫ったものは「二重彫り」と呼ばれ、人物に華やかさが加えられるデザインとなり、人気があります。

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団七九郎兵衛のタトゥーデザイン

団七九郎兵衛

歌舞伎や人形浄瑠璃で演じられる『夏祭浪花鑑』に登場する団七九郎兵衛です。一番の見所と言われ、歌舞伎の中でも最も美しい殺し場とされるのが『大坂長町裏(現在の大阪市中央区)』での舅殺しのシーンです。10を越える見事な見得(一瞬止まる様な歌舞伎のポーズ)を決めるのも、見どころの一つです。

TATTOOの図柄としてもざんばらの黒髪と、体一面に彫り物が入った裸に締め込みだけの姿で、井戸水で返り血を洗い流す場面の団七がデザインされる事が多いです。

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仙冠者 牛若三郎義虎のタトゥーデザイン

仙冠者 牛若三郎義虎

仙冠者 牛若三郎義虎は俊傑神稲水滸伝と言う1828年から1881年頃まで、水滸伝にならって作られた物語に登場する人物です。源義経の末裔であり、自在に姿を消す『隠れ身の術』と呼ばれる隠形と、自由に空を翔る飛行の術を操る妖術使いとされています。

ある日、牛若三郎義虎は城内に忍び込んだものの発見されてしまい、妖術を使い、大鷲の羽に乗って空中へと脱出したとされています。その際に地上の城内から放たれた矢を両手と口で受け止めている場面を描いています。

花和尚 魯智深のタトゥーデザイン

花和尚 魯智深

花和尚 魯智深は水滸伝に登場する身の丈八尺(約3m!)もある大男で怪力無双、全身に花の刺青が彫られているので花和尚と言う渾名で呼ばれ、モチーフとして背中一面などに用いられる事がとても多いです。

重さ十貫目(約37kg)で長さが1.5mもある鉄の棒を振り回し、義侠心に厚く、ガムシャラで、困っている人を見ると一身の損得など少しも考えず助けずにはいられない、豪快で乱暴者だが、そのまっすぐな性格ゆえに皆に愛される豪傑としてその名はとても有名です。

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行者武松のタトゥーデザイン

行者武松

行者武松は水滸伝に登場する大酒のみの大男で、虎を素手で退治した事で有名ですが、これもわざわざ悪い虎を退治しに行ったと言う訳ではなく、酒屋でかなりのお酒を飲んでいて店主からの「山で虎が出て危険だから、もう飲まない方が良い」と言う忠告を「嘘を言って酒を出そうとしないだけだ」と怒った手前、戻るに戻れず山中で寝入り、出くわした虎と戦う事になっただけだそうです。

行者武松はその破天荒さや虎を素手で倒すインパクトのあるシーンがモチーフとして選ばれる事が多いです。

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鷺池平九郎のタトゥーデザイン

鷺池平九郎

鷺池平九郎は河内の国の農夫でした。ある日、狭山の池で釣りを楽しんでいたところ、木の上から大蛇が現われ、平九郎を目掛けてひと飲みにしようとしたが、平九郎はもとより豪の者、水面に映った大蛇に気付き、身をひるがえし、拳をかためてうちすえ、両のあごへ左右の手をかけ引きずり下ろして仕留めました。その豪勇さが楠木正成に伝わり、武人として名声高く仕えたそうです。

タトゥーデザインとして大蛇との組み合わせはダイナミックな構図を描く事が出来ます。

金太郎のタトゥーデザイン

金太郎

『金』の一文字が目立つ赤色の腹掛けをして鉞(まさかり)を担いで熊の背に乗る姿は五月人形や絵で一般的に見られますが、タトゥーでは体よりも大きな鯉を抱く姿や大きなまさかりを担ぐ姿などをデザインされる事が多いですね。

金太郎は彫物師の娘の八重桐と坂田蔵人の子供『坂田金時』の幼名とされています。大人になり源頼光の家来となって四天王一の力持ちとして名を馳せ、酒呑童子とよばれる鬼を退治したとされています。

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