TATTOO MEANING
ノーティカルスター(星)のタトゥーの意味
星(スター)の種類
夜空に光り輝く星たち。タトゥーでも人気のモチーフの一つである星には一体どんな種類があるのでしょうか?
- 五角形の星(アウトラインだけや、色を塗ったものなど。)
- 六芒星(ヘキサグラム、ダビデの星)
- ノーティカルスター
- 流れ星
上記の様に、色々な種類があり、尖りやサイズ、色などの違いもあります。
星(スター)の由来
五角形の星は様々なシーンで見る事も多く、皆さんよく知っていると思いますが、夜空を見上げても星は五角形に見えるわけではないのに、どうして五角形と決められているのでしょうか?
起源は古く古代バビロニアまで遡ります。
バビロニアでは太陽と月以外で、定められた動きとは違う動きをする水星、金星、火星、木星、土星は特別な神の星なのだとして、神の名前で呼び、その星の動きによって様々な事象や人の運命などを占う西洋占星術として取り入れました。
その神を象徴するように描かれたのが5つの角がある五角形の星なのだそうです。
五つの星の考えは西洋から中国へと伝わり、陰陽五行思想として発展し、万物は『木、火、土、金、水』の五つの要素で成り立つと言う考えの象徴として五角形の星が用いられました。
当スタジオのある大阪で阿倍野と言う場所には、天才陰陽師として知られる安部晴明を祀った安部晴明神社があり、五芒星が吉祥紋とされ、魔よけとしても用いられています。
五芒星とは長さの等しい5本の線で描かれた星の事を指し、一筆書きで描いた様な一般的な星の形です。
上向きの正三角形と下向きの正三角形を重ね合わせた六芒星と呼ばれる六角形の星もまた、日本では籠目紋とも呼ばれ伊勢神宮の石灯籠にはこの六芒星が刻まれ、天と地、男と女などを意味するのだそうです。
また、ユダヤ教やユダヤ人を象徴する印としてダビデの星、ヘキサグラムと呼ばれ、イスラエルの国旗にも使用されています。
古代イスラエルのダビデ王のスペル『David』の最初と最後のDを取り、古いヘブライ文字のDが三角形の様な文字だったので、六芒星が使われる様になったとも言われていますが、起源や由来ははっきり分かっていません。
ノーティカルスターと言うのは、5つの尖った角から中心へ半分ずつに区切られた星であり、タトゥーデザインやアメリカの海兵隊のシンボルマークとして用いられています。
羅針盤に描かれる東西南北の方位を指す尖った星の様な図形が左と右とで色分けされている事から、ノーティカルスターが形成されたとも言われています。
その昔、船乗りたちが航海の道しるべとして頼りにした北極星を表すノーティカルスターは、船乗りたちを正しい方向へと導いてくれると信じられていたそうです。
左手首に入れたノーティカルスターは将来への道しるべと言った意味があるそうです。
天使の羽根と共にデザインされた場合は、そのタトゥーを入れた者を見守る誰かを表すのだそうです。海に関係する仕事をする人達が入れる事も多く、安全に港に帰ることが出来る道を指し示す光り輝くシンボルとしてお守り代わりに入れる場合も多いそうです。
大航海時代に船乗りたちにとってタトゥーは彼らの航海、偉業、信仰、愛国心を表現する方法の一つだとされました。
左耳の小さな青色の星のデザインは、「Homeward Bound(ホームワード・バウンド)の意味」ページでも紹介した非常に危険とされる「ホーン岬」を5回まわった者だけに彫る事を許されたデザインだったそうです。
星が象徴する意味:
- 「真理」
- 「希望」
- 「守護」
- 「魔除け」
- 「安全」
- 「道しるべ」
星(スター)にちなんだ言葉
星を戴きて往く:星を空に見る事が出来る夜明け前に家を出て、出かける事を指し、仕事一筋で頑張っている事を意味します。
このことわざがいつ生まれたのかは定かではありませんが、昔は街灯などもなく、星は明かるく輝いて見えた事でしょう。
当タトゥースタジオのある大阪の心斎橋は、星の光よりも街の明かりで夜も明るく輝いています。