TATTOO MEANING
パンサー(黒豹)のタトゥーの意味
パンサー(黒豹)のタトゥーの意味とは?
パンサーとは日本語で豹の事を言いますが、 タトゥーデザインでパンサーと言った場合は 一般的にブラックパンサー(黒豹)を指す事が多いです。
中央アメリカや南アメリカなどの古代文明でパンサーは深く信仰の対象とされ、皇族が持つ権力や高貴な象徴として用いられてきたそうです。
ギリシャ神話ではパンサーは、抑圧されていた本能を解き放ち、抑制や限界を超える事の象徴とされてきたのだそうです。
また、パンサーはとても利口だとされ、ギリシャ神話に登場する、豊穣とブドウ酒と酩酊の神である『ディオニュソス』の聖獣はパンサーであり、パンサーの皮を身に付ける者は欲望を超越したもう一段階高いレベルの世界へ入れる人間である事を表すのだそうです。
古代ローマではパンサーの発する甘い香りの息に動物たちは惹きつけられ、狩られてしまうとされていて、聖書の参照ではパンサーを、人々をキリストに導く伝道者のシンボルともされたのだそうです。
黒光りするその体は夜の闇や月、根底から湧き上がるエナジーなどを想像させます。
アメリカではパンサーは唸り声で雷を呼び、太陽を飲み込み、日食を起こしたとされ、シャーマン達は儀式ではパンサーから力を借りて、人間を超越した力を身につけるのだそうです。
アステカ文明やマヤ文明では、パンサーは色々な姿に変身する動物であり、人間にも変身し、人間とジャガーが混ざった『ジャガーマン』になる事が出来れば、社会や文化からの制約から解放されるのだそうです。
タトゥーのデザインとしてパンサーは四肢を踏ん張り、爪を立てて、引っ掻き、振り返っている構図がとても有名です。
アメリカントラディショナルの図柄として古くから用いられていますが、その起源は明らかではなく、一説には19世紀初めにパンサーのデザインがフラッシュに描かれ人気を呼び、
人から人へと伝わり、またパンサーが持つ勇敢さ、勇気、リーダーシップなどのイメージがベトナム戦争の時代に男らしさや武勇の象徴として兵士達の間でとても人気になり、現在の様に広く一般的なタトゥーデザインとして伝わったとも言われています。
当スタジオのある大阪は豹柄を着ている人の割合が他の県に比べて多いと、言われます。
パンサーのデザインを彫る人が多いと言う訳ではないとは思いますが・・。
パンサーが象徴する意味:
- 「強さ」
- 「激しさ」
- 「勇敢さ」
- 「穏やかさ」
- 「統率力」
- 「シャーマン」
パンサーにちなんだ言葉
パンサーにちなんだことわざなどは特にないので、豹にちなんだことわざを紹介します。
一斑を見て全豹を卜す:豹の体の模様の一部を見ただけでそれが表であると推測すると言う意味です。物事の一部から全体を推量し、判断する事を指します。
虎豹の駒は食牛の気あり:虎や豹の子は、小さな頃から牛を食う程の気性を持っていると言う意味で、大物になる様な人物は幼い頃から志気盛んで、常人とは違う事を指します。