TATTOO MEANING
金魚(ゴールドフィッシュ)のタトゥーの意味
金魚(ゴールドフィッシュ)のタトゥーの意味とは?
金魚は女性にも人気のあるタトゥーモチーフの一つです。
水槽で泳ぐ金魚はとても涼しげで、夏になると金魚のイラストが描かれたポスターなどを見かける事も多いですね。
夏祭りの夜店にある金魚すくいは、今でも続く文化の一つです。
金魚はフナの変異種で、中国で西暦3~4世紀頃に橙色のヒブナが発見され、観賞用として飼育されてきたのだそうです。
金魚は古くから中国で皇帝や貴族が観賞用として飼育していたものが、室町時代に日本へ伝わりました。
江戸時代に入り、養殖が盛んに行われ、人々は金魚玉と呼ばれる丸い水槽に金魚を入れ、ふわふわと泳ぐ涼しげな姿を眺めて暑気払いをしていたのだそうです。
個人だけでなく、学校などでもペットとして金魚が飼育され始め、様々な種類の品種が交配されました。
和金、出目金、ランチュウなど色も形も様々です。
中国語の金魚の発音は「金余(金が余る)」の発音と似ているため、金魚は金に余裕が出て縁起が良いものとされ、富と調和のシンボルと言われます。
風水でも金運がアップするとして、金魚鉢を部屋に置くと良いとされています。
風水の考えでは「赤色は幸運を呼び、黒色は邪気を払う」と言われており、赤色と黒色の金魚を2匹描いたタトゥーデザインなども人気があります。
また沢山の卵を産み落とす金魚は、多産祈願にもつながるとされています。
日本では戦時中には「金魚を飼っている家には爆弾が落ちない」と言う迷信が拡がり、人々は金魚を買い求めましたが、生きた金魚は手に入らず、陶器で出来た金魚が非常に売れていたのだそうです。
古代ギリシャに金魚がいたのかどうか定かではありませんが、縁結びにご利益があるともされていたと言う説もあります。
欧米では以前はあまり一般的ではなかったのですが、最近ではセレブ達の間で観賞用として金魚の人気が高まっているのだそうです。
アメリカでは1962年から発売されているGOLDFISHと言うシンプルな魚の形をした大人気のスナック菓子があり、パッケージに絵が描かれていますが、日本の金魚のイメージとは異なります。
金魚は食用とされる事はほとんどなく、あまり美味しくないと言われています。
そこでタトゥーモチーフの金魚の意味として、「煮ても焼いても食えないやつ」と言った意味で選ばれる事もあります。
和金から背びれを取り、頭に肉瘤の隆起があるランチュウと呼ばれる種類が有名ですが、ランチュウの肉瘤がない品種は「マルコ」と呼ばれていました。
そのマルコから派生したとされ江戸時代に大阪で大変人気があった「大阪らんちゅう」と名付けられ種類があります。
当タトゥースタジオのある大阪には金魚と猫に癒される金魚&猫カフェがあります。
見るこちらは癒されますが、天敵の猫がそばにいる金魚にとっては癒される事がなさそうですね。
金魚が象徴する意味:
- 「富」
- 「金運上昇」
- 「子宝」
- 「家庭円満」
- 「蓄財」
金魚にちなんだ言葉
金魚のふん:金魚のフンは体から離れず長く連なっています。この事から、他の人に付いて回りあまり自分の意志がない様な人など、嘲るような意味で使われる事が多いです。