TATTOO MEANING
鳩(ハト)のタトゥーの意味
鳩(ハト)のタトゥーデザインの意味
公園や寺院仏閣など、どこでも身近にみられる鳩(ハト)にはどんな意味があるのでしょうか。
大空に羽を広げて飛ぶ鳩は「自由」を連想させ、独立、束縛からの解放への願望などをも意味します。
鳩は様々な国や文化において、善と恵みのシンボルでした。
鳩のタトゥーはキリスト教国で特に人気があります。
洗礼を受けたイエスに神の霊が鳩の様に降りたと言う記述がある事から、キリスト教ではハトは聖霊の象徴とし神への献身や神の祝福、平和、優しさ、癒し、幸福を意味するそうです。
白いハトの意味とは?
世界的に白いハトは「平和の象徴」とされます。
平和の祭典であるオリンピックの開会式ではハトを空に放ち、平和への祈りが捧げられてきました。(現在では式が夜行われたり、開催場所が生息環境と異なるなど様々な理由で行われていません。)
どうしてハトが平和の象徴とされるのでしょうか?
これはキリスト教の旧約聖書にある「ノアの方舟」の物語に由来すると言われています。
天と地そして人間を想像した神は、地上に悪がはびこり堕落した人間達を見て心を痛め、この地から全てを消し去ろうと大洪水を起こすことにしました。
でも、人間の中で一人だけ神の意志に従って正しい行いをしていたノアと言う人間に神は言いました。
「大洪水が来るから箱舟を作り、妻や3人の子供とその妻と、全ての動物を1組ずつ乗せなさい。」
ノアは神から指示された通りのサイズで方舟を作り上げました。
洪水は40日も続き、47日目にハトを放つとオリーブの葉をくわえて戻ってきたそうです。
ハトが戻ってきたことによってノアは水が引き始めたことを知りました。
この物語からハトは平和の象徴として捉えられています。
ピカソと鳩
芸術家のピカソは政治にも関心があり、平和を訴えていました。
ピカソが描いた鳩は世界平和評議会のポスターに使用され、鳩は平和の象徴であると同時に、世界の共産主義の象徴となったのだそうです。
アトリエでも鳩を飼っていたピカソは、平和評議会が開かれる前日に誕生した愛娘にもパロマ(鳩)という名前をつけています。
パロマは「鳩」を意味するスペイン語です。
その他の鳩のタトゥーの意味は?
ハトのタトゥーは邪悪な力に対するお守りとしても、選ばれているようです。
またハトは女性らしさや母性、無条件の愛なども象徴すると言われています。
亡くなった愛する人を偲んで、空へと飛び立つ鳩のタトゥーで天国に向かう魂を表現する事もあります。
鳩(ハト)が象徴する意味:
- 「自由」
- 「平和」
- 「お守り」
- 「無条件の愛」
- 「幸福」
鳩(ハト)にちなんだ言葉
鳩に豆鉄砲:鳩が顔に豆鉄砲で撃たれたように、突然の出来事に驚いてキョトンとして呆気に取られている様を言います。