蜜蜂（ビー）のタトゥーの意味とは？

蜜蜂は蜂の中でも、タトゥーのモチーフとされる事が多いです。
特徴的な黄色と黒の体が、可愛い印象を受ける為かも知れません。

蜜蜂は花の蜜を吸って巣に持ち帰り蓄えます。
普段食べている蜂蜜は、この蜜蜂が作り出したものです。

蜜蜂は大きく女王蜂と働きバチに分かれます。
働きバチの頭部から分泌されるローヤルゼリーのみを食べて育てられた蜂が女王蜂となり、卵を産む蜂となります。

イラストなどで可愛く描かれることも多い蜜蜂ですが、その生態は可愛いだけではありません。
卵から孵った蜂はメスの場合は働き蜂、オスは働き蜂から餌を与えられて女王蜂と交尾をするためだけに育てられます。
オスの蜂は女王蜂と交尾を行った後に腹部が破壊されてしまうために亡くなるのだそうです。
たとえ交尾をしなかったとしても、繁殖期が終わる頃には、用なしとみなされ巣から追い出され、亡くなってしまいます。
ですが、これは種を存続させるための理にかなったものなのでしょう。

キリスト教ではミツバチは良いシンボルとして捉えられています。
ミツバチは活発に活動をして蜜を集めます。
その働きが労働意欲や勤勉さの象徴とされ、聖人達と関連付けられる持ち物「アトリビュート」とみなされています。
修道院では働き蜂の勤勉さが、生活の模範とされているのだそうです。

古代エジプトでは既に養蜂を行っており、腐敗防止効果のある蜂蜜をミイラに塗ったり、また蜂蜜を採った後の蜜蝋は埋葬する際の型を作るために使用されていたのだそうです。

蜜蜂は勤勉さ以外にも、女王蜂を中心に大きな共同体として、一つの大きな家族として巣を形成する事から、繁栄の象徴ともされています。

また蜜蜂が作り出す巣内部の一つ一つは六角形をしています。
この6と言う数字は愛を表し、愛の女神ヴィーナスを象徴する数字とも言われていますので、蜜蜂は愛や豊穣を表すと言う説もあります。

蜜蜂（ビー）にちなんだ言葉

はちみつの歴史は人類の歴史：これはイギリスのことわざだそうです。
英語では「The history of honey is the history of mankind.」です。
ミツバチと人類の関わりは非常に長い歴史があります。
5,500年前の古代エジプトでは、既に養蜂が行われていたそうです。
イギリスではミツバチは家族と同じ様に扱われて大切にされており、家族の者が亡くなったり、結婚をする時にはミツバチに報告をすると言う習慣があるのだそうです。