TATTOO MEANING
有刺鉄線のタトゥーの意味
有刺鉄線のデザインの意味
有刺鉄線のタトゥーデザインは昔からありましたが、その起源ははっきり分かっていません。
刑務所の受刑者たちの間で広まったと言う説があります。
イタリアの刑務所に収監された受刑者たちが、獄中で過ごした年数を有刺鉄線の棘の数で表したと言われています。
また、人気のロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」が有刺鉄線をデザインに取り入れていた事に触発され広まったと言う説もあります。
腕や手首に巻く有刺鉄線のデザインが多いですが、他のモチーフを装飾し引き立てる事も出来ます。
今まで生きてきた中で様々な経験をしてきたと思います。
楽しい事だけではなかったでしょう。
辛く苦しい事を経験し、そして今の自分がある。
そんな自分へ強さ、力、忍耐と勝利のシンボルとして有刺鉄線のデザインを選ぶのも良いでしょう。
取り扱い方によって危険な有刺鉄線のタトゥーデザインには肯定的な意味と否定的な意味の二極性があります。
使用目的からみる有刺鉄線の意味
立ち入り禁止区域に人や動物が無断で侵入する事を防ぐ目的で、有刺鉄線が柵に巻きつけられたりします。
その様な理由から、保護や安心と言った意味が込められる事もあります。
有刺鉄線のタトゥーがお守りの意味を持つ場合もあります。
反対に区域に閉じ込める目的で使用される事もあります。
歴史的にも強制収容所などで用いられてきました。
この事は人々の心に「抑圧」や「権威」とイメージさせます。
ですが、捉え方の違いでは抑圧からの「自由」をも意味します。
有刺鉄線と言えば、プロレスラーの大仁田厚さんが開発した「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」があります。
有刺鉄線に電流を流し、小型爆弾を爆発させる試合はプロレス大賞を受賞するほど人気が出ました。
当スタジオのある大阪で元相撲取りの曙と試合をした際には、有刺鉄線電流爆破バットと有刺鉄線電流爆破椅子もリングに設置して前代未聞の試合が行われました。
「観る人を楽しませる。」そんな有刺鉄線の使い方もありますね。
キリスト教にみる有刺鉄線の意味
キリストが十字架に磔にされたとき、その頭にはいばらの冠がかぶせられました。
本来は王位と威厳を象徴するための王冠ですが、キリストに苦痛を与えあざけるためにいばらの冠をかぶせたのです。
この事は人々の心に「抑圧」や「権威」とイメージさせます。
有刺鉄線はそのいばらによく似ているので、キリスト教を信仰する方が「希望」や「信仰心」や「苦しみ」を表現する意味で彫る事もあります。
キリスト教徒でなくても、肉体的または精神的な「痛み」や「苦しみ」を表現する事ができるでしょう。
有刺鉄線が象徴する意味:
- 「強さ」
- 「力」
- 「勇気」
- 「勇敢さ」
- 「保護」
- 「自由」
- 「痛み」
- 「苦しみ」
- 「抑圧」
- 「権威」