LETTERING TATTOO DESIGN
Keep it Real(キープ・イット・リアル)のタトゥーの意味
Keep it Real(キープ・イット・リアル)のタトゥーの意味とは?
Keep it Realはキープ・イット・リアルと読みます。
キープ・イット・リアルは英語です。
直訳するとKeepは保つ、itはそれ、Realは本当となり、「それを本当(リアル)なままであり続けさせろ」と言った意味になります。
意訳すると「リアルな本当の自分に正直に生きろ」と言った意味になります。
どんな時にキープ・イット・リアルが使われるかと言うと、 悩んでいる人に向けて励ましの言葉として使ったり、友達にちょっと調子に乗ってるんじゃないって注意するときに使ったり、別れ際に挨拶として使ったりします。
ネイティブが使うスラング英語の一つです。
スラングは仲間内で使ったりする公共ではあまり話されない言葉で、若者が使う言葉と言われたりします。
自分が良いと思う道を進め。
親に敷かれたレールの上を歩き、期待に応えて来たけれどそれは自分が望む姿ではなく、無感情になっていく自分。
人生や他人からのプレッシャーに押しつぶされるな。
自分の心の声を、自分を見失うな。
自分に正直に本当の自分の人生を送れ。
タトゥーとして彫る場合は自分の体に文字を彫ることになるので、上記の意味で入れる方が多いと思います。
また言葉としては人生に悩みを抱えた人々に励ましの意味を持って使われたりします。
若者たちにとても共感される言葉でもあり、ONE OK ROCKも「Keep it Real」とタイトルをつけた曲を10代の時に歌っています。
親や社会の価値観を押し付けられ、押しつぶされそうになっても自分を信じて自分に正直に進めば良いんだと聴く人に励ましの意味を込めた歌詞がつけられています。
またお金を持っていないのにカッコつけて高価なものを身に着けたり異性にプレゼントしたりする友人に、身の丈に合った生活をしろと注意するときに使ったりもします。
中身を伴わない強がりには何の意味もありません。
カッコ悪い姿や弱みを見せたくなくて強がりを言ったりする人にも「Keep it Real!」と言って注意したりします。
他にも仲間と別れるときに「じゃあね」、「またね」と言った意味で「Keep it Real.」と別れ言葉として使う事もあります。
正体不明のグラフィックアーティスト「バンクシー」の作品に「Keep it real」と書かれたプラカードを首にぶら下げた猿が描かれたものがあります。
何を思うのか何を感じるのかは見る者次第と言うバンクシーのアートなので、意味するところは無限にありそうです。
当タトゥースタジオのある大阪でもバンクシー展は幾度か開催されておりますが、Keep it realの作品が展示されていたかは定かではありません。
数都市で開催されているバンクシー展はどこも大変な人気だそうです。