OSAKA TATTOO DESIGN
太陽の塔のタトゥーデザイン
大阪を見守る「太陽の塔」とは?
大阪にそびえる奇妙な塔「太陽の塔」と万博公園の桜の花を、和柄の刺青に見られる「額」の様な背景を付けて描きました。
1970年に大阪で開催された日本万国博覧会で、大阪万博のテーマ館のシンボルとして、「芸術は爆発だ!」で有名な芸術家、岡本太郎氏により、「とにかくべらぼうなものを作ってやる」と言う発想で建てられたのだそうです。
太陽の塔と言う名前の由来は、テーマ館のサブプロデューサーであったSF作家の小松左京氏が、企画段階の太陽の塔の模型で大屋根から塔の半分が突出しているのを見て、石原慎太郎さんの小説「太陽の季節」の中で障子を破るシーンとイメージが重なり、「まるで太陽の季節みたいだ。」と感想を述べた事から、岡本太郎さんが気に入って、太陽の塔と名付けられたそうです。
太陽の塔には少しすねた様な顔が中央についていますが、全部合わせて4つの顔があるのはご存知でしたか?
1つ目はもちろん、中央のすねた表情の顔。これは現在を表す太陽の顔なのだそうです。
2つ目は一番上に取り付けられている黄金の顔です。鳥の顔の様にも見えますが、これは未来を表し、万博の期間中には目の部分がサーチライトの様に光り、辺りを明るく照らしていたのだそうです。
3つ目は太陽の塔の背面に描かれたダークなイメージの顔です。これは過去を表わしているのだそうです。
そして、4つ目と言うのが太陽の塔の内部の地下に設置されていた顔です。これは地底の太陽を表し、人間の祈りや心の源を表していたのだそうですが、万博終了後に美術館へ移送するはずでしたが、様々な原因が重なり、行方知れずとなってしまったそうで、今では見る事ができません。岡本太郎さんはこの第4の顔が一番気に入っていたのだそうです。
太陽の塔の顔で過去や現在や未来を表現し、万博公園の中心にそびえる塔全体で過去から現在を経て未来へと続く万物のエネルギーを表現し、人間の尊厳と無限の発展と言うとても大きなテーマを掲げた芸術作品となっています。
ただの巨大な塔と言う訳ではなく、細部にもこだわりがある様で、正面の赤色の稲妻模様や、背面の緑色のコロナ模様はイタリア産のガラスモザイクタイルが張られているのだそうです。
太陽の塔がある万博記念公園は桜の咲く季節には約5500本もの桜が咲き乱れ、夜間はライトアップも行われます。
桜並木に浮かび上がる太陽の塔を見るのも、いつもとはまた違った表情で素敵です。
2018年までは太陽の塔をスクリーンにしてプロジェクションマッピングが行われていました。
音と光に包まれて様々に変化する姿は圧巻です。
復活が期待されますね。
大阪を表現する時に描かれる事も多い「太陽の塔」は、大阪人にとって、大阪万博のシンボルと言うだけでなく、大阪の地を思い出させてくれる大きな存在なのかも知れません。
2025年には大阪・関西万博が行われる予定です。
会場は万博公園ではなく夢洲です。
大催事場となるEXPOホールは1970大阪万博の太陽の塔をイメージして作られるそうです。
また太陽の塔の様に大阪のシンボルになる何かが誕生して欲しいですね。
地域の名前やシンボルなどを思い出やその地を訪れた記念にタトゥーのモチーフとして選ぶ方も多いですが、ポップに描いた「太陽の塔」のタトゥーデザインもコレクションに加えてみては如何でしょうか。