SIDDHAM
丑・寅(うし・とら)年/虚空蔵菩薩(タラーク)梵字の意味
丑・寅(うし・とら)年/虚空蔵菩薩(タラーク)の梵字のタトゥーデザイン
- 干支
- 丑・寅(うし・とら)年生まれ
- 守護本尊
- 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
- 発音
- タラーク
- 真言
- オン・バザラ・アラタンノウ・オンタラク・ソワカ
- 生まれ年
- 1961年、1962年、1973年、1974年、1985年、1986年、1997年、1998年
丑年(うしどし)や寅年(とらどし)の守護本尊は虚空蔵菩薩です。
虚空蔵菩薩とは少し難しい名前なのですが、『虚空』とは無限の宇宙をあらわし、『蔵』は全ての人々が望むご利益・安楽を与える宝を収めると言う意味で、この二つの言葉から、「虚空蔵」とは、広大な宇宙のように無限の智慧と慈悲をもつ(蔵する)と言う意味になります。
この『蔵』の中には虚空蔵菩薩の尽きる事のない智慧と慈悲が収められており、そこから自在にとりだす事が出来るため、救済を求める悩める全ての人々を救う事が出来るのだそうです。
記憶と智恵や知識をつかさどる仏とされ、『空暗記』や『そらんじる』と言う言葉は虚空蔵菩薩の空からきているとされています。
主には、記憶力や成績の向上など学力アップを叶えてくれると言われますが、芸術や技術など、知識・学問以外の才能も包括するとされています。
一般的な姿の像は右手に如意宝珠又は、火焔宝珠を持ち、左手に宝剣を持っていますが、
全く逆の右手に宝剣を持ち、左手に如意宝珠を持つ像や、左手に如意宝珠を持ち右手は与願印と呼ばれる掌を前方に見せて下に下げる印相を結んでいる像もあります。
刺青として虚空蔵菩薩を描く時には、このいずれもの像で彫られていますので、どれが正しい、間違いと言う訳ではないかと思います。
如意宝珠や火焔宝珠などは単体でタトゥーのモチーフに使う事もあります。
ワンポイントタトゥーとして彫っても、良いデザインになると思います。
虚空蔵菩薩は座っている姿の坐像が多くあります。
当スタジオのある大阪など関西では数え年で13歳になると十三詣りをし、十三番目に誕生したと言われる智恵と福徳を司る虚空蔵菩薩を参り、知恵と福徳を授けてもらう行事かあります。
大阪では太平寺が十三まいりの寺として知られていて、「なにわの十三まいり」や「大阪の虚空蔵さん」として親しまれています。