SIDDHAM
子(ねずみ)年/千手観音菩薩(キリーク)の梵字の意味
子(ねずみ)年/千手観音菩薩(キリーク)の梵字のタトゥーデザイン
- 干支
- 子(ねずみ)年生まれ
- 守護本尊
- 千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)
- 発音
- キリーク
- 真言
- オン・バザラ・タラマ・キリク・ソワカ
- 生まれ年
- 1960年、1972年、1984年、1996年
子年(ねずみどし)の守護本尊は千手観音菩薩です。
千手観音菩薩は観音菩薩が姿を変えた変化身と考えられています。
特徴的なその千本の手の手のひらには一つ一つ眼があるとされている事から、
『千手千眼観音』とも呼ばれています。
- その他の呼び方 -
- 十一面千手観音
- 十一面千手千眼観音
- 千手千臂観音
千本もの手を持つ事で、救いを求める人の声(音)を観て(観音)、
漏らすことなく全ての衆生を救おうとする観音様の慈悲深さ、心の大きさを表していると言われます。
一般的な姿の像は千本の手ではなく、42本の手で代用されています。
これは胸の前で合掌をする第一手を除いた40本の手のそれぞれ1本で25人の衆生が救えるそうなので、25人×40本=1,000人となるのだそうです。
どうして25なのかと言うと、仏教では天上界から地獄まで25の世界があると考えられており、そのそれぞれの世界を救うと言う事から25と言う数字なのだそうです。
40本の手には宝鉢や法輪、三鈷杵などを持っています。
刺青として千手観音を描く時にも持物は重要なディテールの一つとなります。
三鈷杵などは単体でタトゥーのモチーフに使う事も多いです。
千手観音菩薩が立っている姿の立像と、座っている姿の坐像があります。
当スタジオのある大阪の「葛井寺」には国宝の千手観音菩薩坐像があります。
こちらには大手と呼ばれる持物を持った38本の手以外に、脇手と呼ばれる手が1001本あり、千本以上の手がある千手観音像は大変少ないのだそうです。