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未・申(ひつじ・さる)年/大日如来(バン)の梵字の意味
未・申(ひつじ・さる)年/大日如来(バン)の梵字のタトゥーデザイン
- 干支
- 未・申(ひつじ・さる)年生まれ
- 守護本尊
- 大日如来(だいにちにょらい)
- 発音
- バン
- 真言
- オン・バザラダド・バン(金剛界)
- 真言
- オン・アビラウンケン(胎蔵界)
- 生まれ年
- 1967年、1968年、1979年、1980年、1991年、1992年、2003年、2004年
未年(ひつじどし)や申年(さるどし)の守護本尊は大日如来です。
大日如来は密教において、宇宙の根元、宇宙そのものとされ、命ある全てのものは大日如来から生まれ、如来や菩薩などあらゆる仏の諸仏も大日如来の化身と考えられています。
大日の太陽よりも大きな光明(知恵の光)が、宇宙の全てのものを遍く照らし、その慈悲の活動は太陽の様に活発で止む事がないと言う意味から、太陽の意味の『日』に『大』を加えて『大日如来』と漢訳されたそうです。
通常の如来は釈迦が出家した姿を元にされますので装飾品を何も着けないのが一般的ですが、大日如来は全ての根元と言う事で、菩薩のように装飾をつけ、地慧の象徴として『五智の宝冠』と呼ばれる5つの仏が描かれた宝冠を頭にいただき、瓔珞や腕釧など豪華な装飾を身にまとっています。
如来の中でも特別な存在とされています。
印相は、胎蔵界大日は掌を上に向けた左手の上に右手を重ねて両手の親指の先を合わせて輪っかを作るような形の『法界定印』を結び、金剛界大日では左手の人差し指を伸ばしてその他の指を握り、右手で左手の人差し指を握り、右親指と左人差し指の先を合わせた忍者のポーズの様な『智拳印』を結んでいます。
『曼荼羅』と呼ばれる、仏の悟りの境地や世界観などを視覚的に表したものがありますが、密教の経典である『大日経』の教えに基づいて描かれたのが『胎蔵曼荼羅』、『金剛頂経』の教えでは『金剛界曼荼羅』とされ、この二つを合わせて『両界曼荼羅』と呼ばれ、大日如来の説く真理や悟りの境地を視覚的に表現した曼荼羅があり、共に中心には白蓮華に坐する大日如来が描かれています。
当タトゥースタジオのある大阪には本尊を大日如来とする寺院は多くあります。
中でも金剛寺には国の重要文化財に指定されている木造大日如来坐像が安置されています。
如来の身長が一丈六尺(4.85m)あったとされ、立像はその高さで座像はその半分の八尺(2.43m)で作られた仏像は丈六と呼ばれています。
金剛寺の大日如来坐像の大きさも2.4mほどあるのだそうです。
その他にも慈眼院、青蓮寺、宝珠院、専念寺、正祐寺、宗恵院など多数のお寺に大日如来像があります。
回って、大日如来の違いなどを見るのも良いですね。