SIDDHAM
辰・巳(たつ・へび)年/普賢菩薩(アン)の梵字の意味
辰・巳(たつ・へび)年/普賢菩薩(アン)の梵字のタトゥーデザイン
- 干支
- 辰・巳(たつ・へび)年生まれ
- 守護本尊
- 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
- 発音
- アン
- 真言
- オン・サンマヤ・サトバン
- 生まれ年
- 1964年、1965年、1976年、1977年、1988年、1989年、2000年、2001年
辰年(たつどし)や巳年(へびどし)の守護本尊は普賢菩薩です。
普賢菩薩の梵名であるサマンタ・バドラとは『普く(あまねく)賢い者』と言う意味になります。
あまねくとは全てにわたってという意味であり、すなわち普賢菩薩は『世界中の全ての場所に現れて慈悲の力で人々を救う賢者である事を意味します。
釈迦如来の慈悲を象徴する仏で、釈迦三尊として、智慧を司る文殊菩薩と共に釈迦如来の脇侍としてお釈迦様の向かって左側に控えておられます。
蓮華座に乗せた六牙の白象の上に、両足を組み合わせてそれぞれ反対の太腿の上に足の甲を乗せる『結跏趺坐(けっかふざ)』と呼ばれる座法で座っておられます。
この結跏趺坐は仏教においては最も尊い座り方とされ、如来などは必ずこの座り方で座っておられます。
禅の修行法である坐禅でも、この結跏趺坐の座法で目を閉じて行われます。
普賢菩薩が乗られている六牙の白象ですが、六つの牙はそれぞれが人間の身心『眼』、『耳』、『舌』、『身』、『意』を表すと言う説や六波羅蜜を表すと言った説などがあり、白い色は清浄を表すとされています。
そして、両手は合掌をしている姿が一般的ですが、左手に宝剣を立てた蓮茎を持っていたり、五鈷鈴や経典などを持つ場合もあります。
『理』、『定』、『行』と司る菩薩とされ、六牙の白象の歩みを妨げるものはなく、白象に乗った普賢菩薩は周囲の衆生に普賢の『行』を見せ、衆生を感化します。
女人往生を説く法華経に登場する事から、女性からの信仰を多く集めており、普賢菩薩の像を刺青の図柄に選ばれる女性も多いです。
また、密教では普賢延命菩薩があり、寿命を延ばしてくれる仏として信仰を集めています。
中国の四川省にある中国仏教の聖地『蛾眉山』には高さ約48m、重さ約660トンと言う巨大な黄金に輝く四面十方普賢菩薩金像が建てられているのだそうです。
鎌倉時代後期から室町時代初期にかけて始まった冥界の審理に関わる十三の仏を信仰する『十三仏信仰』で、普賢菩薩は第四番目にあたり、当タトゥースタジオのある大阪の『大阪十三仏まいり』で四天王寺の普賢菩薩が選ばれています。