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タトゥー以外にどんな呼び方があるの?(入れ墨・紋々・がまん・・・)
タトゥーにはその他にも入れ墨、紋々、がまん、
と色々な呼び方があります。
英語の「Tattoo」はポリネシア地方に伝わる「tatau(タタウ、とんとんと叩くと言う意味)」と言う言葉を、
キャプテンクックがタヒチとニュージーランドを初めて訪れて帰国した後に
「tattaw」と表現した言葉が正しい英語の綴りとして「tattoo」に変化し、
その後世界を航海するセーラー達によってタトゥーの技術や言葉が広められたと言われています。
日本での刺青の呼び方には他にも色々あります。
- 入れ墨:
墨を入れると言う事から - 刺青:
昔はタトゥーインクではなく、墨を磨って使っていて、肌に入った時に青く見えた事から - タトゥー:
英語の「Tattoo」をカタカナにした読み方 - 倶利迦羅紋紋:
不動明王が右手に持つ龍が巻きついて炎に包まれている剣があり、
その剣が盤石に突き刺さっている姿は不動明王の化身とされ、
「倶利伽羅竜王」と呼ばれ、紋=模様との言葉と合わさり、
背中一面に彫られたこの図柄は「倶利迦羅紋紋」と呼ばれていました。
そこから、大きなサイズの彫り物、または単に刺青の事を指して使われる様になったそうです。 - 紋紋:
上記の「倶利迦羅紋紋」が省略された言葉だそうです。 - がまん:
「No pain, No gain(痛みなくして、得るものなし)」と言う言葉がありますが、
どんな小さなデザインでも痛みは付き物です。
痛みを我慢して入れる、出費を我慢して入れると言う意味から生まれたそうです。 - 彫物:
だんじりに施された細かな彫刻が「彫物」と呼ばれるように、彫刻を彫物と言います。
そのつながりは分かりませんが、火消し人足などが好んで彫るようになった江戸時代に
罪人の入れる「入れ墨」と区別するために「彫物」と呼んだとも言われています。
下の画像の般若は、黒インクのみで彫っており、
古くから伝わる伝統的な日本の図柄に近いデザインかと思います。
2枚目の画像の般若はカラフルな水しぶきをかぶせたり、
ニュージャパニーズとも呼べる様な新しいデザインかと思います。
2枚とも般若と桜と言う組み合わせは同じですが、見た目や受ける印象は異なります。
ですが、どちらもタトゥーと呼ばれ、同じように入れ墨、刺青とも呼ばれます。
タトゥーと刺青の違いについては「タトゥーと刺青の違い」で詳しく掘り下げています。
日本での刺青の歴史は「大阪のタトゥーの歴史」でもご紹介しましたが、
海外での文化も同じように
魔よけやお守りであったり、
身分や民族を示したり、
美しく飾る目的であったり、
様々な歴史を経て現代の芸術としてのボディーアートに発展してきました。
古代の歴史から伝わるトライバルデザインも良し。
立体的に表現したまるで本物の様に見えるリアルなデザインも良し。
日本らしい和柄のデザインも良し。
色々なデザインがありますので、
ギャラリーなども参考にして、
ご自分の好きなスタイルを見つけて下さい!