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タトゥーと麻酔 | 痛くないタトゥーってあるの?

タトゥーと麻酔
タトゥーを彫る部位によって神経が多く集まっていたり、
サイズが大きかったりデザインが細かかったり時間が長く掛かる場合、
またその日の体調など人それそれ痛みの感じ方は異なります。

そこで「麻酔を使って痛みを和らげたい」と考える方もおられるでしょう。

タトゥーと麻酔についてお話したいと思います。

そちらのスタジオで麻酔はやっているの?

当スタジオでは麻酔を使っての施術は行っておりません。
麻酔を使用するには資格が必要です。
彫師は医師ではありませんので、麻酔を使用する資格を持っている彫師はたぶんいないでしょう。
当スタジオのある大阪府に限らず、日本国内では資格なしで使用すると違法になります。

ちなみにタトゥーの麻酔にはどんな種類があるの?

アメリカなどでは一般的にクリームやスプレータイプが使用されています。
最近では資格を持った医師や看護師を伴って全身麻酔でタトゥーを施術するセレブも増えていると言った話もあります。
そうすれば大きなタトゥーや複数個所のタトゥーを、数人の彫師が彫ることによって短時間で広範囲のデザインを彫り終えることが出来るからだそうです。

タトゥーに効果はあるの?

全身麻酔は別にして一般的に使用されるクリームの場合、
痛みが全くなくなるわけではなく緩和される状態です。
商品によって異なりますが、概ね1時間前にはクリームを塗り麻酔の浸透をよくするためラップをします。
ただ効果が持続する時間は、様々な影響を受け30分から2時間位とバラバラです。
アメリカで施術を受けた際に麻酔スプレーを体験しました。
彫り始めは痛みが幾分和らいでいましたが、彫り進めるうちにあまり効果を感じなくなりました。
長い時間だとあまり変わらないかもしれません。

麻酔を使用することで仕上がりに影響はあるの?

麻酔クリームなどは塗った部位の皮膚が硬くなり、インクが入りにくいと言われます。
通常のタトゥーでは真皮層にインクを入れますが、麻酔クリームを塗って硬くなった肌には均等にインクが入らないため仕上がりが良くないという意見もあります。
また我慢をしてこそ、タトゥーには価値があると言った考えから
昔はタトゥーの事を「がまん」と呼んでいた事もあります(今もかな?)。
麻酔が認められている国でも彫り師によってOKかどうかの判断が分かれています。

もしご自分で海外から個人輸入をして麻酔クリームなどを使用する場合は個人の自由だと思いますが、
上記メリット、デメリットをしっかりと把握したうえで検討頂ければと思います。

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