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鏡文字のタトゥーとは?
鏡文字とは、上下の向きはそのままで左右を反転させた文字を言い
鏡を通して文字を見ると、普通に書かれた文字に見えます。
下の画像が鏡文字のタトゥーです。
「Memento Mori」と言うラテン語です。
ラテン語も日本語と同じように
通常は左から右へと書かれる言語ですが、
鏡文字にすると右から左へ書かれます。
下の画像は通常通り左から右へとデザインされた
「Memento Mori」です。
多くの文字のデザインは
一般的な向きで彫られていますが、
鏡文字の場合は
鏡に映った自分の体の鏡文字タトゥーを見ると、
通常の文字の様にしっかりとその言葉を認識する事が出来ます。
「Memento Mori」と言うラテン語は
「自分がいつか死ぬと言う事を、覚えておきなさい。」
と言った意味の警句ですので、
自分を鏡に映し、その文字を見る事で
この言葉をしっかりと再確認する事も出来ます。
(「Memento Mori」の意味を詳しく見る⇒)
また、自分にとっての意味ある言葉なので
「他の人が見た時に、瞬時にその文章を理解されたくない」
と言った場合にも良いデザインだと思います。
オーストラリアの救急車の車体には
救急車を意味する英語「AMBULANCE」の文字が、
鏡文字で塗装されているそうです。
これは、救急車の前方を走る車の運転手が
バックミラーやサイドミラーで後方の救急車を見た際に、
通常の文字として認識する事が出来るので
救急車とすぐ判断できるからなんだそうです。
使い方によって様々な用途があるでしょう。
文字のデザインを彫る時は、もちろんその言葉の意味が重要ではありますが、
デザインとして美しい事も重要です。
フォントに装飾を加えた文字のデザインも良いですが、
鏡文字のデザインも少し変わっていて良いかと思います。