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フランス語の文字のタトゥー | 言葉の意味や画像も
フランス語は響きも美しく、英語とは違った良さがあります。
フランス語は英語に比べて話す方が少ないので、パッと見た時に分かりにくい方が良いと言う方にもぴったりですね。
タトゥーでよく彫られているフランス語の名言やことわざなどを紹介したいと思います。
Clair de lune
日本語だと「月の光」、英語だとMoonlightと言う意味になります。
ドビュッシーの有名な曲のタイトルでもあります。
ドビュッシーはポール・ヴェルレーヌと言うフランスの詩人の詩に着想を得たと言われていて、詩の中で月の光は悲しく美しいものと表現されています。
暗闇に輝く月には神秘的な美しさがあります。
また明るい月の光によって暗い夜でも、道を進むことが出来る。
「Clair de lune」には美しさだけでなく、強さも表現する事が出来るでしょう。
mille tendresse
日本語に直訳すると「千のやさしさ」、意訳すると「計り知れないやさしさ」と言った意味になります。
英語だとa thousand tendernessesと訳されています。
人に優しくありたい、優しさに包まれたいと様々な思いが込められるかと思います。
ブルーハーツの曲「人にやさしく」の歌詞のように、頑張れと言う意味が込められているのかも知れません。
オードリー・ヘプバーン主役の映画「ティファニーで朝食を」の原作のフランス語では手紙の最後に英語で「Yours sencerely」と書くように「Mille tendresse」と結ばれているそうです。
アリアナ・グランデが首の後ろに「mille tendresse」と彫っている事で、有名になりました。
aimer et être aimé
日本語だと「愛し、愛されること」、英語だとTo love and to be lovedと言う意味になります。
フランスの作家ジョルジュ・サンドの名言
「Il n’y a qu’un bonheur dans la vie, c’est d’aimer et d’être aimé.(人生には、ただ一つの幸せしかない。愛し、愛されることだ)」にある様に、人生の意義は愛だと考える生き方も素晴らしいです。
ジョルジュ・サンドは男装をして社交界に出入りしたり、作曲家のショパンを含め多数の男性と関係を持った恋多き女性と言われています。
フランス語のタトゥーには愛に関する言葉も多い印象です。
je suis comme je suis
日本語だと「我は我なり」、英語だとI am what I am.と言う意味になります。
人は人、私は私。
みんな違って良いのだと強く思える言葉かもしれません。
欧米に比べると日本人は個性がなく、はっきりと自己主張が出来ないと言われる事もあります。
『同調圧力』や『群れたがる』等も日本人の特徴を表す言葉として挙げられます。
周りに合わせる事も時には大切ですが、自分に素直に自分を信じて意見する事も大切ですね。
On ne voit bien qu’avec le coeur. L’essentiel est invisible pour les yeux.
日本語だと「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目に見えないんだ。」と言った意味になります。
これはフランスを代表する小説「星の王子さま」の第21章でキツネが別れの時に王子さまに言うセリフです。
人はものを見るときに、自分の目で見たものが真実だと当然のことと受け入れています。
自己中心的な見方で見たものは、はたして真実なのか?
キツネが教えてくれたように、自分にとって本当に大切なものは何なのかを考えてみるとまた違った見方が出来るかもしれません。
c’est la vie.
フランス語のレタリングタトゥーで見かける事も多い言葉です。
日本語に直訳すると「それが人生だ」、英語にすると「It’s life」となります。
フランス語圏の方は様々なシーンでこの言葉を使うそうです。
失敗した時や悲しい事があった時に諦め顔で「人生ってそんなもんだよ(c’est la vie.)」と言ったり。
何か望まないことが起きた時にc’est la vieと流して次に進めれば、過ぎ去ったことをくよくよ考えないで済むかもしれませんね。
また反対に何か良い事があった時には明るい顔で「人生って素晴らしいね!(c’est la vie!)」と言った使い方もあるそうです。
la vie en rose
日本語にすると「バラ色の人生」、英語にすると「Life in Pink」となります。
フランスの有名なシャンソン歌手エディット・ピアフが1946年にリリースした曲で、その後Lady Gagaを含め様々なアーティストがこの曲を歌っています。
エディット・ピアフの曲では「彼が私にそっとささやく時、人生がバラ色に見える」訳されています。
愛する人がいると綺麗なバラの色のように、人生がパッと輝くように感じられるものですね。
お金や地位や名誉など、その人が望むものを手にした人生もバラ色の人生と表現されますね。
Après la pluie, le beau temps
日本語にすると「やまない雨はない」、英語にすると「It can’t rain all the time」となります。
これはフランス語のことわざの一つで、落ち込んでいる人を励ましたり自分を元気づける時などに使われるそうです。
このフランス語の文章をタトゥーとして彫る事で、何かにくじけそうになった時にも強く前に進むことが出来ると言った意味を込める事が出来るでしょう。
Aime la vie que tu vis. Vis la vie que tu aimes.
これはボブ・マーリーの名言のフランス語バージョンです。
ボブ・マーリーは英語を話していたので「Love the life you live, Live the life you love.」と語っています。
日本語にすると「自分の生きる人生を愛せ、自分が愛する人生を生きろ」と言った意味になります。
人生は一度きり。後悔のない様に、今を大切に生きよう。
色々な意味が込められているのでしょう。
Fais de ta vie un rêve, et d’un rêve, une réalité
日本語だと「自分の人生に夢を見なさい。そして夢を現実にしなさい」となります。
これはフランスの有名な小説家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名言とされています。
彼は小説「星の王子さま」の著者でもあり、飛行士でもありました。
小説を書きながら、パイロットとして空を飛ぶ彼の生き方をよく表しているような言葉ですね。
自分はどんな人生を送りたいのか、その思い描いた人生を送るために何をすれば良いのか。
答えは一つではないはず。
一つ一つ着実に積み重ねていけば、いつか夢を現実にする事ができるかも知れません。
Je ne regrette rien
日本語に訳すと「何も後悔しない」と言った意味になります。
フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフが歌った曲「Non, je ne regrette rien」も有名です。
レオナルド・ディカプリオ主演映画「インセプション」でも歌詞なしのこの曲が使われているそうです。
後悔をせずに生きていきたいですが、人生に後悔はつきものです。
でもその後悔する出来事でも、将来への教訓として生かせば「何も後悔しない」と言う事が出来るかも知れません。
Quand le vin est tiré, il faut le boire.
日本語に訳すと「酒を抜いたなら、飲まなければならない。」と言った意味になります。
この言葉はフランス語のことわざです。
酒を抜くというのは、ワインの栓を抜くと言った意味で、「グラスにワインが注がれたなら飲まなければいけない」と意訳できます。
「何かをやり始めたなら、最後までやり遂げなければいけない」、日本語のことわざだと「毒を食らわば皿まで」にあたると言われます。
また「自分でしたことの報いは受けなければならない」と言った意味もあります。
様々な捉え方があると思いますが、「自分の言動や行動に責任を持つ」と言う強い信念を表現することが出来る言葉でもありますね。
Vouloir, c’est pouvoir
日本語に直訳すると「望むことは、できることである」となり、
意訳すると「意思あるところに道は開ける」と言った意味になります。
中世フランスの商人であるジャック・クールが残した言葉と言われています。
英語ではおなじような意味の言葉で、
16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの名言「Where there is a will, there is a way」もありますね。
自分が本当に「そうなりたい」「そうしたい」と強く思えば、自分の行動も変わるはず。
まずは望む。早い遅いはありません。そこから始めてみてはどうでしょうか。
La famille avant tout
日本語に直訳すると「家族第一」となり、
意訳すると「家族が一番大事」と言った意味になります。
子供の名前などを彫る方も多いですが、このフランス語の様な文章のタトゥーで家族を大切に思う気持ちを表現する事もできますね。
L’amour triomphe toujours
日本語に訳すと「愛は常に勝利する」となります。
日本では以前に「愛は勝つ」という曲が大ヒットしました。
「愛があれば大丈夫」と言う曲もありましたね。
どの世界でも多くの人が「愛」はとても強いものだと言う考えを持っているのかも知れません。
カップルでこの言葉をタトゥーとしてお揃いで彫るのも良いですね。
Jusqu’au bout
日本語に訳すと「ずっと」と言った意味になります。
英語にすると「Until the end」です。
フランス語に限らず、どの言語でもタトゥーとして彫られる文章かも知れませんね。
愛、仕事、趣味、信念などさまざまな物事に対してこの言葉を当てはめる事が出来ます。
Il faut de tout pour faire un monde
日本語だと「世界を作るには、あらゆる種類のものが必要だ。」と言った意味になります。
これはフランス語のことわざです。
全ての存在は必要不可欠な大切なものである。
すなわちはあなたも私もあの人も、存在する意味があるのだと語られているのかもしれません。
「自分の存在なんてちっぽけで、生きている意味がない」そんな考えを払拭してくれる言葉ですね。
Quatre fois Neuf
日本語に直訳すると4×9となりますが、この言葉は女性の一生を意味する言葉なのだそうです。
フランス語で数字の9を表すneufと言う言葉には「新しい」や「新鮮」と言う意味もあるそうで、女性は一生のうちに4回生まれ変わるとフランスでは言われているそうです。
- 生まれた時
- 少女から乙女になる時
- 結婚した時
- 出産して母となる時
節目節目で新しい自分へと生まれ変わる決意などを込めて彫られるのかもしれませんね。
Le bonheur est parfois caché dans l’inconnu
日本語にすると「幸せは時に未知の中に隠されている」という意味です。
『レ・ミゼラブル』の著者として著名な19世紀フランスの有名な作家であり詩人であったVictor Hugo(ヴィクトル・ユーゴー)の名言です。
幸福がいかに予期せぬもので、未踏なものから生まれるかについて深く考える事を勧めているのだそうです。
なんだか深い言葉ですが、自分の幸せのために自分なりにこの言葉を自分のものとする事が良いのではないでしょうか。
英語やスペイン語はある程度、日本語のカタカナ読みで表現することが出来ますが
フランス語は日本語のカタカナ読みでの変換は難しいので、読み方は記載していません。