TATTOO STYLE

タトゥーのスタイル(ジャンル)

タトゥーのスタイルは様々にあり、種類が違えば図柄が同じでも出来上がりの見え方に大きな違いがあります。
和彫りの様に日本に古くから伝わる伝統的なスタイルから、カラーインクの発展によって築き上げられたニュースクールスタイルなど色々なジャンルを詳しく解説しています。

JAPANESE

JAPANESE

龍や獅子等の架空の生き物、観音様や不動明王等の仏様、水滸伝の花和尚など物語に登場する豪傑、日本の伝統的な図柄をモチーフにして、構図も古くからの決まりに沿ってデザインされ、「みきり」をつけた額彫りと呼ばれる背景があるものや、抜き彫りと言う絵柄だけのもの等あり昨今では大まかな範囲で和彫りと他のスタイルを区別される事が多いです。

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TRIBAL

TRIBAL

元々はマオリやボルネオ、サモアなどに代表される様な民族的な装飾が起源とされています。勇気の証や種族の印に継承されてきた模様をトライバルタトゥーと区分されていましたが、現代ではその民族柄に止まらずデザインをアレンジし、黒インク1色で塗りつぶされた体の部位に合わせた流れのあるデザイン等を指す事が多いです。

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BLACK & GRAY

BLACK & GRAY

古くは1970年代や1980年代に刑務所の中ではカラーインクが入手困難だった為に黒のインクだけを使い、インクの濃度で濃淡を表現したスタイルが始まりとされています。ぼかし等の技術が徐々に洗練され今日では、一般的にポートレートやリアリスティックなどに代表される様な、黒インクと少し白インクを用いた様な人気のあるスタイルを指すようになっています。

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AMERICAN TRADITIONAL

AMERICAN TRADITIONAL

アメリカントラディショナルやオールドスクールまたはトラッドとも呼ばれ、どれも同じ意味で使われる事が多いです。アメリカの伝統的なスタイルで、太いアウトラインと定番カラーのみ使用するシンプルなデザインが特徴です。船乗りたちの影響から、海や航海にまつわるモチーフも多いです。

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CELTIC

CELTIC

ケルトタトゥーとはケルト文化で使用されていた装飾のデザインを基にしたスタイルです。結び目や螺旋、動物の形状などのパターンを組み合わせてデザインされます。ケルト文化は馬に引かれた戦車に乗って鉄製武器を身に付けた戦士達により、欧州各地に分立したと言われています。有名なケルトの結び目は始まりと終わりのない完全なループであり、永遠の愛や生命を表すともされています。

NEW SCHOOL

NEW SCHOOL

オールドスクールとニュースクールの線引きは難しいですが、一般的にはフラッシュ(絵柄)からデザインを選んで限られた色を使って彫るオールドスクールスタイルから発展した、派手な色使いでコミカルなデザイン等が特徴的な、一人一人に合わてカスタムでデザインするのが主流のスタイルです。ニュースクールタトゥーの起源は1970年代とも1980年代とも言われています。従来あまりデザインされなかった様なモチーフを使ったり、太めのラインやビビッドで派手なカラーでモチーフをコミカルに誇張した様なデザインも多いです。

PORTRAIT

PORTRAIT

ポートレートタトゥーは色の濃淡によって陰影を付けて立体感を出し、人物などの形に似せてリアリスティックに彫るスタイルです。家族や憧れの有名人などをモチーフにする事が多いですが、最近では犬や猫など最愛のペットの写真から描かれる事も増えています。また映画やゲームのキャラクターを描く事もあります。

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