TATTOO MEANING
翼/羽(ウィング)のタトゥーの意味
翼/羽(ウィング)のTATTOOデザイン
翼や羽のタトゥーデザインは、
男女共にとてもポピュラーなモチーフです。
ブラックアンドグレーのスタイルでの翼のデザインが人気があります。
少しリアルに描いたり、イラストの様にポップに描いたり、
アウトラインを太く取って、トライバルの様なイメージで描くことも出来ます。
翼と羽と羽根のタトゥーの違い
翼や羽と聞いて、皆さんはどの様なイメージが思い浮かびますか?
『鳥』、『蝶』、『妖精』、『天使』などが一般的ですね。
この翼と羽の違いですが、言葉としてのはっきりとした線引きはないのですが、一般的には鳥などの翼を構成する一枚一枚を羽と呼び、羽が集まった器官を翼と呼ぶ事が多い様です。
飛行機でも翼と言う言葉が使われています。翼や羽のタトゥーには自由、上昇、スピード、大志などの意味と結びつけられる事が多いです。
羽と羽根の違いは羽は鳥などに生えている状態を指し、羽根は抜けた状態を指すそうです。
タトゥーを彫る体の部位としては、天使などの羽が背中から生えている様に、背中にデザインされる事が多いです。
背中の上部だけに翼を広げてデザインしたり、背中一面、お尻まである様な大きなデザインもあります。
胸元に可愛くワンポイントで彫る方もおられます。
翼が象徴する意味:
- 「自由」
- 「解放」
- 「幸運」
- 「希望」
- 「夢」
- 「守護」
翼/羽(ウィング)と神話や宗教との関係
ギリシャ神話に登場するヘルメースは旅人や羊飼いなどの守護神であり、神々の伝令役も務め、『サンダル・タラリア』と呼ばれる翼の付いた魔法のサンダルを履く事によって空を飛び、早く移動することが出来るとされています。何千年も前から人間は空を飛ぶ事に憧れを抱いていたのでしょう。
多くの人が子供の頃に『大空に翼を広げて、自由に空を飛びたい』と願った事があるのではないでしょうか?
人間にとって翼を持つ生き物は自由の象徴でもあり、さぞ気持ち良く飛んでいるのだろうと、羨望の眼差しでイメージされます。
大阪の御堂筋には沢山のブロンズ像が設置されていますが、その中には女の子が、大きな翼を広げて今にも大空へ飛び立とうとする鳥を放す像があり、人々の大空へ羽ばたく翼への憧れがありありと表現されています。
また天使の翼(天使の羽)は、十字架や後光などと同じ様に、キリスト教の信仰を象徴するモチーフとしてや、自分を守ってくれる守護モチーフとして、デザインされる事もあります。
翼/羽(ウィング)にちなんだ言葉
図南の翼:道教の始祖の一人とされる『荘子』の著書の中の『逍遥遊』に記された『鵬が壮大な翼を広げて南に向かって飛び立とうとする』と言う寓話から、大志を抱き、大事業など大きな計画を立てると言う意味。
やはりことわざでも翼と言う言葉が付くと、スケールが大きくなりますね。
タトゥーでも主題となるモチーフに翼の図柄を描き加える事によって、元のモチーフの持つパワーをさらに引き立てると言われる事もあります。