ハートの意味とは？

ハートのマークは愛や情熱、幸福などを表すシンボルとして ほとんどの人に認識されているのではないでしょうか。
もちろん形やスタイル、人の捉え方によっても異なりますが、タトゥーデザインとしても愛と言った意味を示す事が多いです。

古代ギリシャ文明やエジプト文明では、ハートは人間の感情や精神の中心に位置し、特別な考えなどは脳ではなく、心から生まれると信じられていたそうです。

ハートのタトゥーデザインの意味

アメリカントラディショナルタトゥーなどでよく見るハートに矢の刺さったデザインがあります。
愛の使いであるキューピットが、恋に落ちた人の頭上に現れる矢を弓につがえて、お相手の心（ハート）を射ると、その人も恋に落ちるとされています。
そこから、矢の刺さったハートは「恋に落ちた」と言った意味で使われたりします。

また、ハートの上に名前が書かれたリボン（バナー）が描かれたデザインも有名です。
愛を表現するのに相応しいハートマークに名前を加える事で、『その人を愛しています。』と表現する事が出来ます。
名前以外にも『MOM（お母さん）』や『DAD（お父さん）』として、 家族愛を表す事も多いです。

船乗りたちは無事に帰る事が出来ないかも知れないと言う思いを持ちながら過ごす海の上で、 いつでも愛する人をそばに感じていたいという思いからハートのタトゥーデザインを肌に彫ったとも言われています。

また、セイクレット・ハート（聖心）と呼ばれるデザインもあります。
これはイエス・キリストの人類に対する大いなる愛の象徴であり、 イエス・キリストの心臓部分に描かれたり、単体で描かれたりします。

ハートの周りにイバラが巻かれていたり、ハートに剣が刺さっていたりと様々なアレンジがあります。
燃える心臓を表現する炎の様な後光を背景に、上部には十字架を一緒にデザインされているものが一般的で、キリスト教の信仰心を表す意味や、単にデザインとしての芸術性の高さと言った意味でも人気が高く、Tattooを通して世界的に広まったデザインだとも言えます。

他のモチーフと一緒にハートを描く事で、そのモチーフが好き、可愛いと言う意味にも使われます。
例えば、猫と一緒にハートを描くと『猫が好き、可愛い猫』と言う意味になりますし、
IとNYの間にハートマークを描く事で『I LOVE NY（ニューヨークが大好きです）』と言う意味になります。

ハートの中心部分からギザギザと二つに分かれたデザインは、愛の消失、別れを表す事もありますが、二つを合わせるとハートになるので、カップルでそれぞれ左右のハートのデザインを入れて、二つ合わさると二人の愛を表現する事が出来、マッチングタトゥーとして入れる方も多いです。

ハートマークは、色々な場所で見る事が出来ます。当スタジオのある大阪の大阪ガスのマークは少しアレンジしたハートマークです。「真心を込める」と言った意味があるのだそうです。