TATTOO MEANING
サイコロ(賽/ダイス)のタトゥーの意味
サイコロ(賽/ダイス)のTATTOOの意味とは?
サイコロのタトゥーデザインは小さくシンプルなワンポイントや他のモチーフと組み合わせた大きなデザインまで様々なデザインがあります。
サイコロと炎を組み合わせたデザインも人気があり、炎を組み合わす事でサイコロを際立たせる事が出来ます。
サイコロのTATTOOにはどんな意味があるのでしょうか。
サイコロとは6つの面を持つ正六面体で、一つ一つの面には1から6までの数字が丸いドットで示されています。
例えば1の面の裏側には6の面が、2の面の裏側には5の面が来ると言う様に、表面と裏面を足すと7になる様にドットが描かれています。
サイコロは何千年も前から使われており、当初は裏と表の2面だけの簡単なものだった様ですが、紀元前8世紀頃のものと見られる正六面体のサイコロがアッシリアの遺跡から見つかっているのだそうです。
サイコロを振ってどの目が出るかを予測する事は不可能です。
その為、サイコロは神の意志であると捉えられ、宗教儀式に用いられる事もあったのだそうです。
日本には奈良時代前後に双六(すごろく)と共に中国から伝わったとされています。
「祇園精舎の鐘の声」から始まる、鎌倉時代の平家の繁栄と没落を描いた有名な物語「平家物語」の中では、平安後期の日本の第72代天皇で、院政を創り、長く朝政を掌握したとされる白河法皇が自分が思い通りにならない3つの事として「賀茂河の水、双六の賽、山法師」を挙げたと記されています。
賀茂河の水とは氾濫を繰り返す京都を流れる鴨川(賀茂河)の水害を指し、双六の賽とは双六で投げられる出る目を読む事が出来ないサイコロの事、山法師とは神意と称して政治に介入する比叡山延暦寺の僧侶(僧兵)の事を指します。
この3つは「天下三不如意」と言われています。
宗教儀式や占いで使われていたサイコロは時代を経て、バックギャモンなどボードゲームに使われるようになり、ギャンブルと関わりの深いモチーフとされています。
投げたサイコロの目を読む事は出来ません。
それは生まれ持った才能や培った技術を得てしても、変わりません。
人生において将来に何が起こるか予言する事が難しい様に、どの目が出るかの勝敗は、その時の運による所が大きいため、幸運や不確かな未来、冒険などを意味する事が多いです。
サイコロは英語で「dice(ダイス)」と言いますが、リスクがある事や不確かなと言った意味で「dicey(ダイシー)」と言う言葉が使われます。
人生は不確かなもので出たとこ勝負のギャンブルの様なものであると考え、サイコロのタトゥーデザインにはリスクを顧みず一度きりの人生にかけチャンスを掴むと言った意味もあります。
7はラッキーナンバーとされており、二つのサイコロをデザインする際には二つの面を足して7になる様に描かれる事も多いです。
二つのサイコロの目がどちらも「1」の場合は「スネークアイズ(蛇の目)」と言われ、クラップスと言うゲームにおいて「1のぞろ目」を出す事は親の勝ちにあたるので、アンラッキーと言う意味もあるのだそうです。
またタトゥーでは「Man's Ruin(男をダメにするもの)」の象徴として、サイコロなどのギャンブルに関係するモチーフの他に、酒、女性、音楽に関するモチーフ、金などを描き、博打のような人生を表したり、自分への戒めと言った意味が込められる事もあります。
サイコロと言えばギャンブル、ギャンブルと言えばカジノですが、当タトゥースタジオのある大阪で2028年の開業予定で計画されているそうです。
場所は2025年に開催予定である大阪・関西万博の会場である大阪府大阪市此花区にある人工島「夢洲」に出来る予定だそうです。
サイコロが象徴する意味:
- 「幸運」
- 「気楽さ」
- 「予測不可能」
- 「平等」
- 「野心家」
サイコロ(賽/ダイス)にちなんだ言葉
賽は投げられた:このことわざは英語では「The die is cast」と言い、古代ローマの政治家の「Julius Caesar(ジュリアス・シーザー)」がローマ政府の権力を握っていたポンペイウスと戦うためにルビコン川を渡る際に言ったとされる言葉です。
すでにサイコロは投げられたのだから、覚悟を決めてあとは運を天に任せるしかないと言った意味で使われます。
でたらめ:出鱈目と漢字で書きますが、これは当て字との事です。サイコロを振って出る目と言うのは様々です。その為、いい加減な事や根拠がない事を言ったりしたりする事を「でたらめ」と言います。