TATTOO MEANING
鎖(チェーン)のタトゥーの意味
鎖(チェーン)のタトゥーの意味とは?
鎖(チェーン)には様々なタイプがあります。
ネックレスチェーンやウォレットチェーンに用いる小さなものから、船と錨(いかり)を繋ぐ大きく太い鎖(くさり)などもあります。
タトゥーでは鎖が手首や腕を一周する様に描いたり、鍵と組み合わせてデザインしたりします。
チェーンとボディピアスを組み合わせたものも多くあります。
鼻と耳をつなぐチェーン、へそピアスにつけて腰を一周するチェーンなど。
何かと何かを繋ぎ合わせる用途で使われる事の多い鎖(チェーン)は、タトゥーデザインとして「愛する者との結束」や「永遠の愛」、「強い絆」と言った意味があります。
自転車にチェーンと鍵を付けて盗難から守るように、悪魔や災いから守ってくれる守護の意味もあり、ハートに巻かれたチェーンのデザインには、「愛を守る」と言った意味もあるそうです。
壊れたチェーンの意味
古くから奴隷や罪人が鎖でつながれ捕縛に用いられる事も多く、鎖には不自由や束縛と言ったイメージもあり、壊れたチェーンには、縛られた自我や自分自身を解き放つと言った意味や、精神的、肉体的な苦しみからの解放、束縛からの自由と言った意味もあります。
全ての人間は生まれながらにして自由であると言う事を意識する為にチェーンのデザインが選ばれる事もあるでしょう。
鎖とカルマ(業)
連続してつながる鎖の形から、インド宗教の「カルマ」、仏教で言われる「業」を象徴するとも言われています。
カルマ(業)とは、元々はインド哲学から来ている言葉だそうで、「何か行動を起こした場合に、何らかの報いが生じる」と言った考えの事を指します。
世の中の全てに因果(原因と結果)があり、良い事をすれば良い事が起き、悪い事をすれば悪い事が起きる。
それは、死んであの世に還った魂がまたこの世に生まれ戻る「輪廻転生」でも失われる事はなく、良い行いをして善業を積んだ人は来世で善人となり、悪い行いをして悪業を重ねた人は来世でも悪人となると言われています。
鎖のタトゥーにはカルマと言った意味もあります。
兵士とチェーン
一般的に見る事が多いのが長鎖環(ロングリンクチェーン)と呼ばれるものですが、 兵士たちは自分の氏名や生年月日などが打刻された認識票をボールチェーンにつけて身に付けている事が多く、 アメリカでは犬がつける鑑札と似ている事から「ドッグタグ」と呼ばれ、 兵士としての誇りの象徴としてボールチェーンの付いたこのドッグタグをタトゥーとして肌に彫る方も多いそうです。
当スタジオのある大阪は古くから国際的な港湾都市として栄えていた歴史があり、 だんじり祭りで有名な大阪の岸和田の岸和田港の跡地近くには、巨大なイカリと鎖のモニュメントが設置されています。 一つ一つの鎖の環が非常に大きくとても重そうで、圧倒されます。
鎖(チェーン)が象徴する意味:
- 「守護」
- 「団結」
- 「結束」
- 「力」
- 「コントロール」
鎖(チェーン)にちなんだ言葉
金鎖も引けば切れる:鉄で出来た頑丈な鎖であっても、切れる事がある。と言う事から、どんなに固い意志を持っていても誘惑に負けてしまう事もあると言う意味と、反対にどんな困難な事でも一生懸命努力すれば何でも出来ると言う意味でも使われます。
鎖の強さは、もっとも弱い環によって決まる(A Chain is no stronger than its weakest link):これは英語のことわざで、頑丈な鎖でもその中に弱い環があれば、引っ張った時にそこで切れてしまう。と言う事から、チームの中に一人でも弱い能力のメンバーがいるとそこが弱点となりチーム力が落ちてしまうと言った意味でチームワークの重要性などを説く意味で使われる事が多いそうです。