SIDDHAM
阿閦如来(ウーン)梵字の意味
阿閦如来(ウーン)の梵字のタトゥーデザイン
- 仏様
- 阿閦如来
- 発音
- ウーンまたはウン
- 真言
- オン・アキシュビヤ・ウン
阿閦如来は「あしゅくにょらい」と読みます。
サンスクリット語で「アクショービヤ」と言い、日本語だと揺るぎないと言った意味になります。
阿閦如来の悟りがダイヤモンドの様に硬く、物事に動じる事なく揺るぎがない事を示しています。
「あるがままをあるがままに映し出す汚れのない鏡の様な智」と言う意味の「大円鏡智(だいえんきょうち)」と呼ばれる智慧を具現化したのが阿閦如来と言われています。
大日如来を中心にした金剛界曼荼羅では東方に位置します。
「様々なご利益などを望む前に、まず自分自身の心をしっかりと見据え、怒りや不平などで波打った心でなく、自分の心をコントロールし菩薩の様な心を持つ事が大事だと説いておられるそうです。
なんでも願いを叶えてくれると言った仏様ではないからか、あまりメジャーな如来ではなく単独で造像される事がほとんどありません。
大日如来、阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来の「五智如来」で造像されることがほとんどです。
その為か、タトゥーとしてもアシュク如来を単独でデザインする事はあまり多くありませんが、「五智如来」の梵字を大日如来を中心にデザインする事もあります。
お姿は左手で衣の端を掴み、右手は「触地印(または降魔印)」と呼ばれる手の甲を外側に向けてたらし、指先で地面を軽く触れる印相を結んでおられます。
この触地印は釈迦が修行中に様々な悪魔の誘惑にあった際に、地面に指先を付けて大地の神々を出現させて悪魔を退散したと言う伝説から来ており、誘惑や煩悩に負けない強い決意を示すと言われています。
当タトゥースタジオのある大阪では、報恩院と言うお寺が唯一「阿閦如来」を拝む事が出来るそうです。 「阿閦如来」は十三仏信仰の11番目にあたり、「大阪十三仏まいり」にも選ばれているお寺です。